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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「JALの人が飛行機ポーズを喜んで…(笑)」「浦和ではパジェロを」“Jリーグバブル裏話”を懐かしのFWトニーニョ58歳が告白
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byJ.LEAGUE
posted2023/06/18 17:01
58歳となったトニーニョ。エスパルス時代はもちろん、読売クラブや浦和レッズ時代の秘話を話してくれた
「イハラ(井原正巳)。とてもクレバーで、プレーの予測が的確。テクニックもあり、ファウルをせずにボールを奪える技術と頭脳の持ち主だった」
――最も高く評価するアタッカーは?
「清水で一緒にプレーしたハセガワ。スピードとテクニックがあり、両足と頭で点を取れるオールラウンドなストライカーだった」
――引退後、彼は監督としても実績を残しています。
「知ってるよ。頭がいいし、人間性も優れているから、選手たちをうまくマネジメントできるんだと思う」
カタールW杯では興奮の余り叫んだよ(笑)。
――カズが56歳でまだプレーしていることをどう思いますか?
「すごいね。考えられない。僕も、故障さえなければ40歳くらいまでプレーしたかった。でも、それ以上は絶対に無理だ」
――最近の日本のフットボールをフォローしていますか?
「Jリーグの試合は映像ではなかなか見ることができないが、試合結果はフォローしている。1990年代には日本人で欧州でプレーする選手はほとんどいなかったが、今は大勢いるのが素晴らしい。選手育成が成功している証拠だと思う。
国際大会では、いつも日本代表を応援している。昨年のW杯でドイツとスペインに逆転勝ちした試合では、興奮の余り、叫んでしまった(笑)」
――今後、日本へ行くことはありそうですか?
「ぜひまた日本へ行って、友人たちと再会したい。また、もし日本の子供たちを指導する機会がもらえるようなら、とても嬉しい」
◇ ◇ ◇
現役時代とほとんど変わらない体型を保つ元ストライカーは、饒舌に過去を振り返ってくれた。そして、「日本で、僕と家族はとても幸せな日々を過ごした。あの数年間は、僕の人生で最高の時期だった」と笑顔で付け加えた。
<#1からつづく>
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