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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
岡崎慎司37歳に聞いた、どの指導者のもとで勉強したい? 答えは「トゥヘルですね、やっぱり」「優れた監督というのは『納得のいくチーム作り』をする」
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2023/06/04 11:07
将来的な指導者挑戦も視野に入れる岡崎慎司。トゥヘルのもとで勉強したいという岡崎、その理由にはある体験があった
トゥヘルの方法論をストレートに見るだけではなく…
様々な指導者の下で経験を積んできた岡崎は「学ぶならトーマス・トゥヘル」とその名前を挙げていた。でも指導者としてのあり方を考えたときに、逆に影響を受けすぎることも良くないのではと考える自分もいるようだ。
岡崎「いろんなことが頭の中には詰まってる。やってきたことは感覚的に全部持っているんです。でもどう構築するのかとか、その頭の中で考えていることをどう選手に落とし込むのか。それが一番難しいんでしょうね。
そのことがつかめてないままトゥヘルの練習ばかりを見てしまうと、その練習とかやり方しか頭に入ってこない感じがする。だから全く違う角度からトゥヘルの考えてることを自分なりに分析しながら見て、インプットして、自分の価値観を組み込みながら全く違うトレーニングでやってみたりとかしたい。
今まで選手としても自分でいろいろ経験してやってきたから、見たものを自分がアレンジする方が長く続くし、自分にとってプラスになるかなと感じています」
40歳まではプロ選手としてプレーしたい
プロ選手として長年築き上げた経験にはかけがえのない価値がある。それを正しく認識し、選手と指導者としての違いを受け止め、自分なりのやり方を構築していく。「40歳まではプロ選手としてプレーしたい」と話している岡崎だけに、セカンドキャリアのスタートはまだまだ先だろう。現時点ではもちろんまだイメージの中での話だ。でもその視線の先にはどんな未来が広がっているのだろうか。今までにない新しい指導者像を築いてくれるのではないかという気がしてならないのだ。
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