酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
「大谷翔平はエンゼルスでも二刀流で主軸だけど…」ヌートバーや吉田正尚、ダルってどんな立場?“侍MLB勢・各チームでの役割”を知る
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/03/28 17:00
WBCで日本中を沸かせた大谷翔平とヌートバー。吉田正尚とダルビッシュ有を含めたMLB勢は所属チームでどんな役割になる?
打者ではトミー・エドマンが韓国代表の二塁手で出場。昨年ナ・リーグのMVPゴールドシュミットとアレナドはアメリカ代表で出場。オニールはカナダ代表として4試合13打数8安打、打率.615という大活躍だった。そして日本代表のヌートバーがいたわけだ。
これだけの選手がスプリングトレーニングから抜けていたのだから、オリヴァー・マーモル監督は頭の痛いところだっただろう。ここから短期間でチームをまとめていくのは至難の業ではある。
名門カージナルスで主力を確保するための大事なシーズン
ヌートバーは7番右翼で起用されるが、活躍次第ではWBCのように1番で起用される可能性もある。ただ、今の1番打者エドマンは韓国代表としてはパッとしなかったが、駿足で好機に強く、首脳陣の信頼は厚い。
ヌートバーは昨年後半からメジャーに定着した選手であり、まだ評価が定まっているわけではない。今後の活躍次第で名門カージナルスの主力選手として将来が拓けるだろう。
本格的な球春到来の前にWBCがあったことで、今季のMLB中継を見る楽しみが広がった。どの選手も継続しての活躍を願いたい。
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