テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「僕のユニホーム欲しいの?」チェコに神対応した大谷翔平がWBCで“まさかのバント安打”「野球小僧になった時…」栗山監督の大谷評が深い
posted2026/03/14 11:02
2023年WBCチェコ戦での大谷翔平。3年前のWBCでも“神対応”をしていた
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Yuki Taguchi/Getty Images
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大歓声を受けて「まあまあでした。ははは」
韓国、チェコに連勝し迎えた3月12日のオーストラリア戦。7−1で快勝し、4戦全勝でB組の1位突破を決めた。「3番・DH」で出場した大谷が初回に右中間後方の自身が広告塔を務める看板にぶち当てる飛距離140メートルの先制3ランを放つなど打線をけん引した。
初回無死一、二塁。大谷は先発左腕のカーブを捉えた。打球の着弾点は右中間後方、自らの顔が広告塔を務める「セールスフォース・ドットコム」の看板。
「良い角度で上がってくれたので“入ってくれ”という感じで見ていた」
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飛距離140メートルの先制3ラン。打球を見送る涼しい顔とは対照的に打球はえげつなかった。本人にも自覚があり「引っ張った打球があまり上がっていなかったので、久々に良い打球を打てて、良い景色だった」と自画自賛。「子供の頃からずっと夢に見ていた。本当に早く打ちたいと思っていた」と感慨を込めた。
中国戦後に声援の大きさについて「まだまだ(声援が)足りない」とお立ち台で呼びかけていた男は、この日は4万1664人から大歓声を浴びて「まあまあでした。ははは」とオチをつけ、スタンドを笑いに包んだ。
大谷が“ふたつだけ答えてくれた”質問とは
3月6日の阪神との強化試合後のヒーローインタビューから始まったこのファンの歓声をあおる発言は、良い意味で大谷らしくなかった。日本ハム時代からチームメートとじゃれ合う姿やユーモアあふれる一面があることは知られていたが、エンゼルスでの活躍で今や「メジャーの顔」となり、大谷の人間性が野球ファン全体に浸透してきたと実感した一幕だった。

