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「先発ダルビッシュさんなので」“饒舌な大谷翔平”に記者驚き「普段は秘密主義だが」「心配は杞憂に」WBC初の二刀流後…テレビに映らない舞台裏

posted2026/03/14 11:01

 
「先発ダルビッシュさんなので」“饒舌な大谷翔平”に記者驚き「普段は秘密主義だが」「心配は杞憂に」WBC初の二刀流後…テレビに映らない舞台裏<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

2023年WBC中国戦での大谷翔平

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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Nanae Suzuki

「憧れるのをやめましょう」。大谷翔平の名言を受けてWBC王座奪還を成し遂げてから3年、再びマイアミの地に侍ジャパンが舞い戻る。3月27日に発売される『大谷翔平を追いかけて2』(柳原直之・著/ワニブックス)刊行を前に、前作『大谷翔平を追いかけて』の一部転載から、大谷と日本代表のテレビに映らなかった2023年大会の舞台裏を振り返る。〈全4回。所属は当時のもの〉
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ずっとお世話になった監督と、こういう舞台で…

 3月8日。東京ドームで行われたWBC開幕前日練習。大谷は中堅フェンスに向かって、ルーティンの「壁当て」を繰り返した。その後、大好きなアニメ『SLAM DUNK』のオープニング曲『君が好きだと叫びたい』が流れる中、ベンチ裏に下がった。

「初戦なのでチームの勢いとしても、初回の入りからしっかり集中して入りたい」

 小学2年だった2002年に野球を始め、2006、2009年の連覇はテレビの前で見届けた。初選出された2017年大会は右足首痛で出場を断念し、日本代表も準決勝で敗れた。

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「WBCは初めてなので、緊張するとは思うけど、いつも通りの自分らしいプレーをしたい」

 憧れでもあり、6年前の悔しさを晴らす舞台でもある。

 強化試合2試合で4打数3安打、2本塁打、6打点と絶好調。投手としては2回1/3を無失点だった2月28日のアスレチックスとのオープン戦から万全の「中7日」で本番を迎え「フィジカルは今までで一番良い。現時点では申し分ない」と言い切った。

「ずっとお世話になった監督と、こういう舞台でできることが特別なこと。一緒に優勝できればこれ以上ない」

 日本ハム時代の恩師で二刀流の生みの親でもある栗山英樹監督と挑む初のWBC。さあ、伝説の幕が開く。

空振り三振を奪うと地鳴りのような大歓声が

 3月9日。1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。侍ジャパンは中国を8−1で下し、白星発進した。大谷は「3番・投手兼DH」で出場。投げては4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手、打っても左中間2点二塁打など2安打で初戦白星に貢献した。

 自身初のWBC、開幕投手。マウンドに上がると静寂に包まれ、シャッター音だけが響いた。先頭打者からスライダーで空振り三振。地鳴りのような大歓声が響いた。

「球数(65)は決まっていたけど、その中でなるべくゼロに抑えることを考えた」

 4回1死から2番・楊普(ヨウ・シン)に初安打となる左前打を許したが、2022年までソフトバンクに所属した3番・真砂勇介には5球連続スライダーで空振り三振。4番・陳晨(チン・シン)もスライダーで見逃し三振など、5三振は全てこのスライダーだった。

【次ページ】 ただ、まだまだ声援が足りないんで

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