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佐々木朗希の37球に侍ジャパン投手陣が熱視線!「あの年齢で凄い」ダルビッシュも絶賛した投球内容とは…3・11WBC初先発が確定的なワケ
 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph byHideki Sugiyama

posted2023/02/20 17:30

佐々木朗希の37球に侍ジャパン投手陣が熱視線!「あの年齢で凄い」ダルビッシュも絶賛した投球内容とは…3・11WBC初先発が確定的なワケ<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

WBC日本代表の合宿3日目、ブルペンで39球を投げた佐々木朗希。捕手の甲斐やダルビッシュらがその投球を絶賛した

 現時点ではダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)と大谷翔平投手(ロサンゼルス・エンゼルス)のいずれかが、それぞれ初戦の中国戦と第2戦の韓国戦の先発に回るというのが有力な説だ。しかし2月25日のソフトバンクとの強化試合初戦は、山本由伸投手(オリックス)の先発が有力。そこから3月3日の中日戦と中5日で回していくとちょうど3月9日の開幕戦にピタリと照準が合う。そこで初戦・山本説も浮上してきている。開幕戦に誰が投げて、第2戦の韓国戦に誰が回るのか。そこが確定しないと3人の投手の起用法が見えてこないのだ。

3・11に佐々木朗希の起用が確定的な理由

 ただ、先発ローテーションの中で1つだけ確定的な起用がある。それは佐々木朗希投手(ロッテ)が第3戦のチェコ戦に先発することで、首脳陣がこの試合に佐々木を先発させようと考える理由も明確にある。

 1つはチームの中での佐々木の立場だ。

 昨シーズンには28年ぶりとなる完全試合を達成。あっという間にトッププレーヤーの仲間入りを果たした。それでもまだプロ4年目で、トップチームでの国際大会は昨年11月のオーストラリアとの強化試合が初招集だった。持っているポテンシャルの大きさ、将来性は誰もが認めるところで、そこを買われて代表に招集されたが、まだまだ経験不足なのも間違いない。もちろんいま、このチームにいるだけの力の持ち主である。同時に将来の日本のエースとなるための、今回は先発の“経験”を積むための大会でもある。

 そういう意味で1次ラウンドは、比較的楽な相手となるチェコ戦がうってつけの試合になる訳だ。

 そしてもう1つ、栗山監督がこの試合に佐々木を先発させる意味は、試合が行われる3月11日という日が日本人にとって特別な意味があるからだ。

【次ページ】 佐々木の37球に投手陣も熱視線

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