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森保さんが「律とはどうしても会いたかった」堂安律24歳の独占告白…日本代表を外されてから、森保監督と再会した日「若い頃は失敗したんで」
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byTakuya Sugiyama
posted2023/02/04 11:04
再びドイツへ渡る前に、東京都内でNumberの独占インタビューに応じた堂安律(24歳)
堂安 そうなんです。若い頃、名誉やブランドで選ぼうとして失敗したことがあるんで。あの頃の自分に『なんで名前のあるところに飛びつきたいの?』って質問したいです。『堂安、凄いっていう評価が欲しい』とか、しょうもない答えが返ってくると思いますけど(笑)。
――そういう意味では、今のフライブルクはすごくいい選択をしましたね。
堂安 なんでフライブルクにしたのかって聞かれたら、全部答えられます。新スタジアムができて、スポンサー料も増えて、強豪クラブの仲間入りをするという野心を秘めている。シュトライヒ監督はいい部分と課題の両方をしっかり言ってくれるし、システムや戦い方も自分に合ってるし、補強も的確で、チームメイトもいいやつばかり。
――でも、19歳の堂安選手であれば、フライブルクからのオファーに見向きもしなかったかもしれない。
堂安 考え方はずいぶん変わりました。もちろん、プレミアでプレーしたいという欲はありますよ。ただ、フライブルク以上となると、ビッグクラブしかない。試合に出ないと意味がないっていうのは、この1、2年ですごく感じていて。だから、監督が欲しいと言ってくれるクラブに行きたい。そこはしっかり見極めて、クラブでも代表でも充実した4年間を過ごしたいですね。
<前編から続く>
堂安律(どうあん・りつ)
1998年6月16日、兵庫県生まれ。G大阪ユース時代の2015年5月にトップチームデビュー。17年にフローニンゲンに移籍。PSV、ビーレフェルトでプレーし、今季フライブルクへ。日本代表では18年に初出場。22年W杯は全4試合に出場。代表通算33試合5得点。172cm、70kg