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「森保さんとモメたのか…?」堂安律24歳がいま明かす、1年前日本代表を外された“真相”「(伊東)純也くんと比べて、自分に?だった」

posted2023/02/04 11:03

 
「森保さんとモメたのか…?」堂安律24歳がいま明かす、1年前日本代表を外された“真相”「(伊東)純也くんと比べて、自分に?だった」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

再びドイツへ渡る前に、東京都内でNumberの独占インタビューに応じた堂安律(24歳)

text by

飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

PROFILE

photograph by

Takuya Sugiyama

発売中のNumber1067号では、サッカー日本代表の「今」を総力特集。巻頭では大舞台で2得点をあげた堂安律選手が、カタールに至るまでの“真実”と、次のW杯へ向けた覚悟を明かした「エースを超える」を掲載。そのロングインタビューから一部を抜粋する。【全2回の1回目/#2へ】

◆◆◆

――(ドイツ戦で)ゴールを決めてコーナーフラッグのほうに走っていったとき、時間の流れがスローモーションになって、音が聞こえなかったそうですね。ゾーンに入る経験はこれまで何度かあるんですか?

堂安律(以下、堂安) いや、人生で2回だけですね。ドイツ戦と、A代表初ゴールのとき。

――ああ、2018年10月のウルグアイ戦。

堂安 カットインした瞬間、ゴールまでのコースは狭かったんですけど、すごく広く見えて。あの試合は13kmくらい走っているんですけど、今までそんなに走ったことはなかった。アドレナリンが出まくって勝手に体が動く状態だったんでしょうね。

――ゾーンに入るコツは?

堂安 いや、プロフェッショナルの方に聞いても、ゾーンというのは自分でコントロールできるものではないと。ただ、ゾーンの前のフローの状態はコントロールできるから、フローに入りながら、たまに訪れるゾーンを楽しみなさいと。フローの状態は、自分なりに少しずつ作れるようになってきたかなと思います。

「森保さんと揉めたのか?」

――僕が感じる堂安選手の魅力は、プレーもそうだけど、メンタルの作り方、マインドセットなんです。試合前にあえて緊張するようにしていたり、「冷静でいながら少しイライラしているほうが動ける」と言っていたり。非常にうまいなと。

堂安 いろいろ試行錯誤はしてきました。でも、本当の意味でしっかりマインドセットできるようになったのは、アジア最終予選の最後に代表を外されたのが大きかったと思います。『なんでやねん!』ってイライラしたし、悔しかったし。それまでも覚悟、覚悟と言ってたんですけど、6月シリーズで代表に復帰したとき、本当の覚悟ができた。6月のパラグアイ戦が人生で一番緊張したんです。あのとき、周りにやりづらい状況を作り出された感じがあって。森保(一)さんと揉めたわけじゃないのに、友だちから『揉めたのか』って聞かれたり。僕のツイートは森保さん宛てだと言われたり。

――「逆境大好き人間頑張りまーす! あ、怪我してません!!」というやつですね。

【次ページ】 「正直、純也くんのほうがオレよりいい」

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