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現地ブライトンファンからも愛される三笘薫「ミトマは歴代最高だ」「もっとミトマのことを教えて」劇的ヘディング弾の直後、日本人記者が聞いた

posted2023/02/07 11:00

 
現地ブライトンファンからも愛される三笘薫「ミトマは歴代最高だ」「もっとミトマのことを教えて」劇的ヘディング弾の直後、日本人記者が聞いた<Number Web> photograph by AFLO

ボーンマス戦、後半42分の劇的なヘディング弾で、公式戦3試合連続ゴールを記録した三笘薫(25歳)。「ミトマは歴代トップだ」現地サポーターからも称賛の声が相次いだ

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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AFLO

「ミトマは歴代最高だ」「もっとミトマのことを教えて!」……三笘薫(25歳)が止まらない。ボーンマス戦、後半42分の劇的なヘディング弾で、公式戦3試合連続ゴールを記録。三笘本人に、そして現地ブライトンファンに、ロンドン在住の筆者が直撃取材した。

◆◆◆

三笘「入りそうな予感がした」

 最大の見せ場は、0−0で迎えた後半42分に訪れた。

 左サイドからジェレミー・サルミエントのクロスボールが入ると、三笘薫はゴール前のスペースに入り込み、打点の高いヘディングシュートを放った。本人が「ミートすることに集中していた」と振り返ったシュートは、GKの手に当たりながらもゴール左に吸い込まれた。土壇場の決勝ゴールに、ブライトンのスタンドはお祭り騒ぎ。劇的な決勝弾に、三笘も喜びを爆発させた。

 試合は、そのままブライトンがボーンマスを1−0で下して終了。三笘はスタジアム発表のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれ、英BBC放送と英衛星放送スカイスポーツでもMOMに選出された。それだけではない。プレミアリーグ公式サイトでも三笘は得票率79.9%でMOMを獲得。2位のGKロベルト・サンチェス(得票率8.2%)を大きく引き離しての受賞となった。

 三笘は、これで公式戦3試合連続でゴール。飛ぶ鳥を落とす勢いで得点を重ねる日本代表MFは試合後、ゴール場面を次のように振り返った。

「(自分がクロスに)ぎりぎり届くか届かないかぐらいだったので、逆にああするしかできなかった。ボールに弱く当たったのが良かったかなと思います。入りそうな感じはあった。GKに触られましたけど、入る感じはしていました。(決まってくれという)気持ちもあったと思います。

(記者:「入りそうな感じがした」というのは、クロスが入ってきた時か、それともシュートを打った後なのか?) クロスが上がって、僕のところに(ボールが)来ると思ったので。自分の動き直しも良かったですし、いいところを見つけて入ることができた。シュートは、枠内に飛ばすことだけを意識しました」

 三笘によれば、クロスが入りそうなタイミングで自然とスペースに滑り込み、ボールが入ってきたところで、ゴールが決まりそうな予感がしたという。

 本人は英BBC放送のインタビューで「ヘディングシュートはあまり得意ではなく、自分でも驚いている」と英語で答えていたが、“ゾーン”に入っているアタッカーは、このような感覚でゴールを重ねていくのだろう。結果を重ねていることで余裕と自信が生まれ、感覚も集中力も研ぎ澄まされているように見える。まさに、絶好調だ。

【次ページ】 「このまま終わったらやばいな」

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