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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
WBC侍ジャパン最強の打線オーダーを考えてみた! キーマンは大谷翔平を生かす打者…鈴木誠也&柳田悠岐、4番・村上宗隆は確定か?
posted2022/12/20 18:06
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Nanae Suzuki / Getty Images
2023年3月に行われる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する日本代表の陣容がほぼ固まってきた。
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手にシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手の3人のメジャーリーガーが参戦を表明。チームを率いる栗山英樹監督はセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手とクリーブランド・ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手という2人の日系メジャーリーガーの招集も視野に入れながら、2月7日締め切りの最終的なメンバー30人の選考を進めることになる。
決勝進出をも逃した過去2大会で、突きつけられた課題は打線の得点力不足だった。大谷と鈴木という2人のメジャーでも実績のある選手が加わり厚みを増すことは確実だが、その2人の軸をどう活かして決勝進出、世界一奪回という目標を遂げるのか。前回の投手編に続き、第2回では野手陣の編成とオーダーを考えてみる。
WBC野手陣16人の編成を大胆予想!
栗山監督が“秘策”として、明らかにした日系メジャーリーガーの参戦。実現できれば侍ジャパンにとっては画期的なチームが誕生することになる。ただ母親が日本人のヌートバーはともかく、母方の祖父母が日本人のクワンの場合は日本代表での資格があるかどうかは微妙。さらにチームキャンプを離れて日本ラウンドからのフル参加ができるかどうかも、これもまた微妙なところだ。
栗山監督は米国での準決勝からのチーム合流も模索しているようだが、そのときには最終登録30人から、1人ないし2人の枠を空けて登録することになり、その分はNPBから出場できない選手が出る。
今回は2人の参加が難しいという前提で、基本的には投手14人に野手16人という編成でチームを考えてみることにした。野手16人の内訳は捕手3人、内野手8人、外野手5人。日本にとって最大のメリットは二刀流の大谷が、指名打者に入るが投手登録されるので、野手は16人をフル登録できるところだろう。