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投手転向6年目でオールスター出場…カープ岡本駿に託される「先発の柱」への期待感と規定投球回達成の価値
posted2026/07/20 06:13
新たな先発の柱として期待されるプロ2年目の岡本
text by

前原淳Jun Maehara
photograph by
SANKEI SHIMBUN
思うように世代交代が進まない広島の中で、投手陣には一定の新陳代謝がみられる。中継ぎでは勝ちパターンのみに負担が偏らないよう、幅広い起用で若手投手が力を付けている。
先発では、2年目の岡本駿が開幕からローテーションを守り、チーム最多6勝を挙げるなど奮闘が目立つ。
先発に転向した今季、開幕ローテを勝ち取り、4月は未勝利もカード初戦の先発を任され、防御率1.42で滑り出した。5月1日の中日戦で先発初勝利を挙げると、チームが苦戦した交流戦ではチームトップタイの2勝を挙げ、7月20日時点でチームトップの6勝をマークしている。
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7月28日から東京ドームと富山で行われる「マイナビオールスターゲーム2026」にも、監督選抜で出場することが決まった。
「僕が? という感じで、すごく驚きました」
投手転向後6年での成長
本人が驚くのも無理はなかった。甲南大進学時に本格的に投手へ転向し、まだ6年しかたっていない。それでも昨季は中継ぎで41試合に登板。今季は予想以上の成長曲線を描いている。
広島の先発事情はかなり苦しい。ベテラン大瀬良大地は二軍暮らしが続き、まだ2試合の登板にとどまる。大黒柱と期待された森下暢仁は不振から7月11日に二軍降格となった。玉村昇悟も左足首捻挫で戦列を離れている。ここまで規定投球回をクリアしているのは、床田寛樹と岡本の2人しかいない。
一時、右内転筋の肉離れで離脱していた栗林良吏を含め、先発転向がなかったらと考えるとぞっとする台所事情だ。
新井貴浩監督は、今季のローテーション構成のためだけに岡本の先発転向を意図したわけではない。新たな先発の柱へ育てるためでもあった。背景には広島の先発事情がある。
