サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「モリヤスの采配は恐ろしい…」再び“歴史的番狂わせ”現地のスペイン人記者の本音…日本をどう見た?「ドウアン、ミトマは完璧な交代カードだ」
text by
アントニオ・ルイス+井川洋一Antonio Ruiz + Yoichi Igawa
photograph byAP/AFLO
posted2022/12/02 19:30
田中碧の2点目をアシストした三笘の折り返し。ゴールラインを割っていたかどうか、VARチェックが行われゴールが認定された
どちらの試合でも、途中出場の堂安と三笘が完璧なゲームチェンジャーとなり、吉田麻也と権田修一を中心とした守備陣が懸命にゴールを死守した。森保一監督の采配は、恐ろしいほどに冴えている。また決勝点を決めた田中や、彼と中盤でコンビを組んだ守田英正、伊東純也など、面白いタレントも揃っている。
なぜかコスタリカに負けてしまったことをふまえると、現在の日本代表は強い相手との勝負の方が力を発揮できるタイプのチームではないだろうか。だとすれば、次のクロアチア、さらにその先に待ち構えているはずのブラジルとの一戦も、とても興味深い。ドイツとスペインを下した今の日本に、勝てない相手などいないはずだ。
一方のスペインは図らずも、どちらかと言えば与し易そうなモロッコとのラウンド16に臨むことになる。そこで勝てば、おそらく次はポルトガルだ。
決勝トーナメントでは、何が起きても不思議ではない──よく言われるこのフレーズに、いま一番胸を膨らませているのは、日本の人々ではないだろうか。
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