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佐々木朗希がオールスターに“特別な思い”を抱く理由…10年前、仮設住宅からバスで2時間半かけて向かった岩手県営野球場の外野席 

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千葉ロッテマリーンズ取材班

千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines

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photograph bySankei Shimbun

posted2022/07/25 06:01

佐々木朗希がオールスターに“特別な思い”を抱く理由…10年前、仮設住宅からバスで2時間半かけて向かった岩手県営野球場の外野席<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

パ・リーグ先発投手部門のファン投票で見事、1位に選出された佐々木朗希

 オールスターには青色のグラブと特注の白色のスパイクで臨む。スパイクがZOZOマリンスタジアムのロッカーに届き、段ボールを開ける時、なんとも嬉しそうな表情をしていた。この新品のスパイクと共にオールスターでのデビューを想像しているようだった。

 スーパースターと周囲から言われる今も、新しいグラブのデビューを待ちわびたあの日のように、そして小学校5年生の時に外野スタンドからプロ野球選手を見ていた時のように、変わらない純粋さが彼にはある。

 佐々木朗希の物語――それはこれまでとはまた違ったヒーローの物語である。

 普通の少年が「怪物」と呼ばれ、戸惑いながらも真っすぐに、ファンの期待に応えながら本物のスーパーヒーローへと成長していく。2022年7月、背番号「17」がオールスターのマウンドに上がる。物語にまた1つ新たなページが加わる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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