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[スポーツ紙担当キャップ座談会]トルシエジャパン(秘)事件簿

posted2022/07/01 07:00

 
[スポーツ紙担当キャップ座談会]トルシエジャパン(秘)事件簿<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

左から関陽一郎(東京中日スポーツ)、井上千椿(スポーツ報知)、三浦憲太郎(東京スポーツ)、福永稔彦(スポーツニッポン)

text by

佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph by

Nanae Suzuki

暴言、迷言、大放言。その喜怒哀楽は制御不能!稀代の激情型指揮官を徹底マークした番記者が、仰天の舞台裏と、爆笑秘話を語り尽くした。

三浦 1998年の就任当時、若い世代にはゴールデンエイジが控えていたので、そこもしっかり育てられる指導者、という触れ込みだったんだけど……蓋を開けてみるとひどかったね。

全員 ひどかった(笑)。

 選手を罵倒するとか、小突くなんて日常茶飯事だったからね。

福永 メディアに練習が公開されているときほど暴れている。序列を見せつけてやる、みたいな感じでね。

井上 初めて取材したのは'99年のコパ・アメリカだったんですが驚きました。ペルーとの初戦で敗れた後、会見で選手一人一人の名前を挙げてぶった切ってましたから。

三浦 あの時は選手とも大モメしたね。名波(浩)のことを「人間として一生リーダーになれないタイプ」なんて言って。

福永 そうそう! 会見でね。

三浦 名波も囲み取材で“何言ってんだ、あのオッサン”と激怒して対立。でも結局、翌年のアジアカップ前にどうしても名波が必要になって……。

 トルシエがベネチアまで謝りに行き、呼び戻したっていう(笑)。

福永 代表合宿中は携帯電話禁止とか、細かいルールもあった。

井上 選手の部屋のゴミ箱の中までチェックしていた、という話もありましたね。

三浦 練習で激高して「もう出ていけ! グラウンドの周り走ってろ!」っていうこともあった。

井上 走らされてましたね。川口と森岡だったか……。選手をよく突き飛ばしたりもしていた。こうやってみろ!って。林健太郎がその通りにやり返したらトルシエが膝を怪我して、以来二度と呼ばれなくなった、なんてことも。

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