酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
清宮幸太郎は通算27本塁打、「外れドラ1」村上宗隆119本、安田尚憲は… 明暗分かれた「高卒5年目スラッガー」今後どうなる?
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byJIJI PRESS
posted2022/05/31 11:04
2018年フレッシュオールスターの村上、安田、清宮。ここまでのキャリアで本塁打数に大きな差がついている
2本塁打を放った清宮、交流戦6試合での打率、打点は?
〇パ・リーグ
ソフトバンク6試4勝2敗0分 率.667
西 武6試4勝2敗0分 率.667
ロッテ6試3勝3敗0分 率.500
楽 天6試3勝3敗0分 率.500
日本ハム6試3勝3敗0分 率.500
オリックス6試2勝4敗0分 率.333
セ・リーグ相手に19勝17敗。ソフトバンクと西武が4勝2敗。オリックスだけが負け越している。
・個人打撃成績10傑
松本剛(日)25打12安2本7点1盗 率.480 RC8.83
牧原大成(SB)19打10安2本7点 率.526 RC7.30
杉本裕太郎(オ)23打11安1本2点 率.478 RC6.06
柳町達(SB)22打9安6点2盗 率.409 RC5.92
山川穂高(西)19打6安2本4点 率.316 RC5.82
辰己涼介(楽)19打7安1本1点1盗 率.368 RC5.00
周東佑京(SB)13打6安1本3点2盗 率.462 RC4.97
清宮幸太郎(日)23打7安2本3点 率.304 RC4.79
福田周平(オ)23打8安1盗 率.348 RC4.55
野村佑希(日)25打8安3点1盗 率.320 RC4.27
打率1位を快走中の日本ハム松本がこの週の打率.480で、通算でも.383と4割に迫る。ソフトバンク牧原はこの週の打率.526と松本を上回った。
不振にあえいでいたオリックス杉本も完全復調。本塁打は日本ハム松本、清宮、アルカンタラ、ソフトバンク牧原、渡邉陸、西武の山川、楽天の浅村栄斗が2本塁打をマークした。渡邉陸はデビュー戦で2発。打点は日本ハム松本、ソフトバンク牧原の7が最多だった。
盗塁は5月25日に昇格したソフトバンクの周東、ロッテ髙部瑛斗、日本ハム上川畑大悟が2盗塁。
・個人投手成績10傑
上沢直之(日)1登1勝9回 責0率0.00PR3.08
則本昂大(楽)1登1勝8回 責0率0.00PR2.74
宮城大弥(オ)1登1勝7回 責0率0.00PR2.39
石川歩(ロ)1登1勝7回 責0率0.00PR2.39
岸孝之(楽)1登7回 責0率0.00PR2.39
レイ(SB)1登1勝7回 責0率0.00PR2.39
加藤貴之(日)1登7回 責0率0.00PR2.39
佐々木朗希(ロ)1登6回 責0率0.00PR2.05
ロメロ(ロ)1登1勝6回 責0率0.00PR2.05
上原健太(日)1登4.1回 責0率0.00PR1.48
5月27日の巨人戦で日本ハムの上沢が3被安打自責点0の完投。楽天の則本は29日のヤクルト戦で7回零封の快投を見せた。ロッテの佐々木朗希は5月27日の阪神戦で6回零封も勝ち星つかず。救援では西武の増田達至、ロッテの益田直也、松井裕樹が2セーブ。ロッテ東條大樹が3ホールドだった。
中田翔の「12球団から本塁打」が勲章なワケ
〈達成記録〉
打者
・岡本和真(巨)150本塁打
5月29日本ハム戦 史上178人目
・中田翔(巨)12球団から本塁打
5月29日本ハム戦 2リーグ分立後は42人目
中田翔の球団別では、ヤクルト10本、阪神6本、巨人6本、広島7本、中日10本、横浜/DeNA10本、オリックス38本、ロッテ41本、楽天53本、ソフトバンク45本、日本ハム1本、西武42本。パ・リーグ220本、セ・リーグ49本、計269本。
交流戦が始まる前の2004年まで「全球団から本塁打」は至難の業で、江藤慎一(通算367本塁打)、富田勝(107本)、加藤秀司(347本)の3人だけだった。しかし2005年以降は39人も出ている。
とはいえ12球団からあまねく本塁打を記録するのは、長く主軸打者として活躍した勲章ではあろう。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。