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「この町はとても居心地が良い」中島翔哉の才能を信じた元浦和ポンテとの秘話〈ポルティモネンセで中村航輔とともに話を聞いた〉
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byPortimonense SC
posted2022/05/19 11:03
ポルティモネンセに復帰した中島翔哉
最終節で2人とも持ち味を見せた
5月14日、ポルティモネンセはポルトガルリーグ最終節でアウェーでマリティモと対戦し、1-0で勝った。
中島はトップ下で先発し、確実なボールキープと効果的なパスでチャンスを作る。強烈なミドルシュートを放って相手ゴールを脅かすと、右サイドで起点となってMFエヴェルトン(2019から20年まで浦和レッズに在籍)の決勝ゴールをお膳立てした。
スポーツ紙「ア・ボーラ」の採点はチーム最高タイの7点(10点満点)で、この試合のMVPに選んだ。
今季、リーグ戦で22試合に出場して1得点3アシストだった。
GK中村は、1月31日以来、リーグ戦で今季2度目の先発。前半28分に1対1のピンチを防ぐと、後半32分にも1対1を防いでガッツポーズ。「ア・ボーラ」は、「チームを救った」として7点を与えた。
今季、ポルティモネンセは18チーム中13位。「1部残留」という最低限の目標は達成した。
ポルトガルでは中規模のクラブだが、レギュラー争いのレベルは相当に高い。そのような環境で、3人の日本人選手は地道な努力を積み重ねながらそれぞれの夢を追いかけている。
<#4へつづく>
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