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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「日本のE組が最も困難」「スペインとドイツが圧倒的。“死の組”では…」南米各国メディアはW杯抽選をどう報じた?〈ブラジルはもう決勝カード予想〉
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byGetty Images
posted2022/04/06 11:01
ドイツ、スペイン、日本が戦うグループE。対戦を避けられた南米列強国はどう捉えた?
E組について、日刊紙「オブセルバドール」は「困難な組ではあるが、スペインとドイツの力が他の2国を圧倒しており、“死の組”とは呼べまい」としており、ブラジル、アルゼンチンのメディアと見解が異なる。
「GSを勝ち抜けるか」、「首位抜けができるか」の意識差
W杯の組み合わせが決まって、日本を含む中堅国では「(順位はともかく)GSを勝ち抜けるかどうか」が最大の関心事となっている。
しかし、ウルグアイのような中堅より上の国は、GS突破を目指すのは当然として、「ラウンド16以降を見据え、首位で勝ち上がれるかどうか」を気にしている。
さらに、ブラジル、アルゼンチンのように優勝を狙う国は、GSを首位で勝ち抜くのは当然とみなし、その先の対戦相手のことを考えている。
これからW杯開幕まで、7カ月余り。参加各国の準備状況に注目したい。
<三都主が辛口で語る「日本代表の序列差」編に続く>