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「兄がブライトンまで来ました」シャイな三笘薫28歳が初めて“お兄ちゃん”について語った日…三笘が笑顔を見せた“3つ上”兄のひと言とは?
posted2025/05/26 17:40

写真は今シーズン最終戦。ブライトンはトッテナムに4-1で勝利。三笘薫28歳も1アシストと活躍
text by

田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
Getty Images
三笘薫の今季リーグ10ゴール目が生まれたのは、後半24分のことだった。
5月19日に行われたブライトン対リバプール戦。三笘は後半20分から途中交代で入り、その4分後に貴重な同点ゴールを叩き込んだ。このゴールで、国内リーグの得点数は「10」に到達。日本人選手としてはプレミアリーグ史上初となる「二桁得点」の快挙を成し遂げた。
得点は、きれいな崩しから生まれた。三笘から縦パスが入ると、CFのダニー・ウェルベックがシュート。GKアリソンに弾かれたボールに反応した三笘が、鮮やかなボレーでネットを揺らした。三笘は、得点場面をこう振り返る。
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「どうやって入ったのかよくわからない感じでした。『ダニー(・ウェルベック)、決めてくれ!』と思ってましたけど、ボールが跳ね返って、足を出すしかなかった。ボールが軽くてよく飛ぶので、ミートすることだけを意識しました」
三笘が認めた「プレースタイルが変わった」
二桁ゴールに到達したことを問われると、三笘は「開幕前は、もっと高い目標を設定していました。二桁は最低限と思います」と表情を崩すことなく答えた。
一方で、自身のプレーに成長を感じている部分もあるという。「ワンタッチでのゴールが増えているので、そこは成長した」と語るように、プレースタイルの変化が得点増につながったとの見方を示した。三笘はこう説明する。
「ワンタッチのゴールが増えれば、点数もより稼げる。オフザボールのところは成長しましたけど、決定機は他に何本もありましたし、そこは改善しないといけない。