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パワハラ告発→騒動の渦中で結婚&出産→崖っぷちからの北京五輪…韓国カーリング“メガネ先輩”の波乱万丈の人生
text by
キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byJMPA
posted2022/02/21 11:00
カーリング女子韓国代表として2度目の五輪に挑んだ金恩貞(キム・ウンジョン)
今年1月、「中央日報」にママさんアスリートとしての想いをこう語っている。
「カーリングは相対的に選手生活を長くできますし、代表チームもチーム単体で選抜するので、長くやればやるほど戦力も向上できます。(私の事例で)韓国の女子カーリング選手が、出産後もチームをどのように維持していくのか、これから進路をどのように決めるべきかを考えるきっかけになればいい。カナダのスキップ、ジェニファー・ジョーンズ(47歳)も子どもが2人いますが、長い間チームを率いて40歳を超えてもまた五輪出場を叶えていて、本当にすごい。韓国にもそんな選手やチームが出てくることを願っています」
彼女のインスタグラムには、息子と初めてカーリングを楽しんだという写真と動画が上がっていた。息子のことを「ストーンよりも軽いお方」との書き込みにはほっこりさせられる。
息子との様子を投稿したキム・ウンジョン(本人Instagramより)
底知れぬカーリング愛に子育ても全力の“メガネ先輩”。波乱万丈の人生の“第2幕”は始まったばかりだ。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。