熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
ロナウドは“80億円でクラブ買収”など敏腕ビジネス、ロナウジーニョは借金+トラブル… 引退後が対照的かつトリッキーすぎ
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byJMPA
posted2022/01/03 17:02
2006年W杯でのロナウジーニョとロナウド。15年経った今、2人の境遇はどうなってる?
音楽活動も手掛けるが、経済的には苦しい
その一方で、「フットボールと同じかそれ以上に好き」と公言するパゴッジ(サンバを現代風にアレンジした音楽)に関連する仕事を始めており、プロのミュージシャンと一緒にステージに立ったり、彼らのレコーディングに参加したり、自分のレーベルを立ち上げて新人グループをプロデュースしたりしている。しかし、これまでのところ収入よりも出費の方が多いようだ。
このような状況にありながら贅沢な生活を変えておらず、ブラジル国内では「いずれ経済的に破綻するのではないか」と囁かれている。
2人の選手としての実績はほぼ互角だったが、現役引退後のキャリアでは当面、ロナウドが先行しているという印象を受ける。
とはいえ、2人ともまだ40代。これから何が起こるか、何をしでかすかわからない。
「超常現象のロナウド」と「魔術師ロナウジーニョ」。この2人のロナウドは、これからも我々が想像もつかないようなことを平然とやってのけるような気がしてならない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。