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「俺らにはトミヤスがついている♪」たった2戦で《冨安健洋アーセナル専用応援歌》爆誕… 監督・同僚・サポーターの期待と信頼が超デカい
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byStu Forster/Getty Images
posted2021/09/20 17:02
アーセナルでデビュー後2連勝。アルテタ監督のサムアップポーズが冨安健洋の評価を象徴している
かつて麻也も「ヘディングのし過ぎで頭が……」
日本のアビスパ福岡で頭角を現し、ベルギーとイタリアで研鑽を積んできた冨安にとっても、迷わずロングボールを蹴り込むバーンリーの攻撃スタイルは、これまで経験したことのない異質の世界だったに違いない。
2012年にサウサンプトンに移籍してきた吉田麻也(現サンプドリア)も、当時ダイレクトプレーを徹底していたアストンビラと加入2試合目で対戦した際、「滅茶苦茶、ロングボールが飛んできた。ヘディングのし過ぎで、かなり頭が痛い」と話していたが、冨安も似たような心境だったのではないだろうか。
倒れ込むほどクタクタになりながら、堅実で力強い守備を見せたサムライは、間違いなく貴重な勝ち点3獲得の立役者だった。
その冨安に手を差し伸べるガブリエウとホワイトの行動から、頬を叩きながら褒めるアルテタ監督、そしてサポーターたちのチャントまで──。
ひとつひとつの光景が、冨安の貢献度の高さを教えてくれた。
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