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「うどん大盛にカツ丼+カツ丼」東京五輪エース上田綺世の“大食い伝説”…鹿島で磨き上げた動き出しで狙う金メダル【柴崎岳の衝撃】

posted2021/06/25 17:03

 
「うどん大盛にカツ丼+カツ丼」東京五輪エース上田綺世の“大食い伝説”…鹿島で磨き上げた動き出しで狙う金メダル【柴崎岳の衝撃】<Number Web> photograph by J.LEAGUE

エースとして鹿島アントラーズを牽引する存在に成長した上田綺世

text by

池田博一

池田博一Hirokazu Ikeda

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photograph by

J.LEAGUE

 鹿島アントラーズに高卒でプロ入りした新人選手が「綺世くんの身体の大きさに驚いた」と必ず口をそろえる。

 “よく食べる子は大きくなる”。そんな一般論を地でいくのが上田綺世なのかもしれない。

「僕、めちゃくちゃ食べるんです。好き嫌いなく何でも。食べる量は結構、半端ないと思いますよ」

 はてさて、どれくらい食べるのだろう。

「めちゃくちゃ食べるようになったのは、中学に入ったぐらいからですかね。たとえば、この前の夕飯だったら、洋食屋に行ってパスタとハンバーグとライスとピザと、あとアヒージョとバゲット2セット。そんな感じです。これがいつも食べる普通の量です」

 一般的に3人前ほどの量を平気で平らげる。洋食でこれだけ食べるのはすごいの一言。洋食が好きだから?

「和食も同じですよ。この間も、そば、天ざるうどんを大盛りと普通サイズのカツ丼。全然、普通に食べます。それプラス、カツ丼でもいけるぐらい(笑)」

 どんな食事も半端ない量を食べる。それでも、ただの大食いではない一面をあわせ持つ。食事において、1つ気にする食べ方があるという。

「あまり満腹感は好きではないんです。食べようと思えばいつでもいくらでも食べられます。ただ、たくさん食べられるからこそ、その向こう側に行きたくないんです。頑張って食べる領域までは行きたくない。何となくササッて食べるぐらいで終わりたいですね」

 決してササッと食べる量ではないように聞こえるが、立派な体躯を培ったのもその証だろう。

 そんな上田にとって思い出の味がある。

【次ページ】 上田綺世の“思い出の味”とは?

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