中嶋聡監督じきじきにミットを構えてもらえないか

　2月のオリックスキャンプのブルペン。

　捕手が腰を下ろして構えるミットに、山下がどんな剛球を投げ込むのか。  

　その時の「プロ」の反応が、今から楽しみでならない。受けた捕手が、いったいどんな表現で驚きのコメントを残すのか。

　出来ることならば、オリックスのレギュラーマスクとして鳴らした中嶋聡監督じきじきに、ミットを構えてもらえないものか。監督1年目、とんでもないプレゼントを贈られたことを、ミットの中の手のひらを通して実感してもらえることだろう。

　あー、そうそう、あぶなく忘れるところだった。

　この18歳の超剛腕、地面に突き刺さるような真タテのカーブ、150キロ前後のまっすぐよりもっと速く見えるから油断なさらぬよう。

　大谷翔平投手の、あの真横にふっ飛ぶようなスライダーをタテにひん曲げたような、そりゃあとんでもないカーブなのだから。