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フロンターレJ1独走Vと“攻める常勝軍団”化 中村憲剛ら選手に「火がついた」鬼木監督の言葉とは
text by
いしかわごうGo Ishikawa
photograph byGetty Images
posted2020/12/01 11:02
4年連続でのタイトル獲得。黄金時代の川崎フロンターレは、常勝チームへと着々と近づいている
優勝を決めたガンバ戦でもそれは見えた
11月25日。
2位・ガンバ大阪との直接対決を制して優勝を決めたことは、ある意味、今季の戦いを象徴していたのかもしれない。
73分、家長昭博がハットトリックを達成して4-0になった時点で勝利は大きく近づいていたが、それでも攻撃の手を緩めなかった。それがこのクラブの哲学だと言わんばかりに攻め続け、齋藤学が待望の今季初ゴールを決めてダメ押し。ゴールラッシュで等々力での優勝に花を添えた。
長く語り継がれるであろう、圧巻の強さを示した2020年シーズン。試合後の優勝会見で、鬼木監督はこう胸を張った。
「やっぱり自分たちの選手を信じて戦えば、決してできないことはないと思いました。一戦必勝と言ってましたが、今度は記録というものにチャレンジするべきだと考えています」
記録尽くめで制覇したリーグ戦は、残り4試合。
残す目標は、さらなる大記録の打ち立てと、クラブ史上初の複数タイトルとなる天皇杯制覇になる。Jリーグ史上最強チームの挑戦は、あと1カ月続く。
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