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不安露呈プレミア6強が低調 最強の伏兵レスターが優勝しても“おとぎ話再現”ではない理由
posted2020/11/25 06:00
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph by
Getty Images
9試合を消化した今季のプレミアリーグ。11月23日時点のビッグ6を整理してみよう。
【リバプール】
ビルヒル・ファンダイクとジョー・ゴメスが今シーズンの大半を棒に振る重傷を負い、モハメド・サラーは新型コロナウイルスに感染した。
【マンチェスター・シティ】
セルヒオ・アグエロがまたしてもハムストリングを負傷。原因は太りすぎか。左サイドバックの人材不足も解消できていない。
【マンチェスター・ユナイテッド】
基本システム、コンセプト、適材適所など、オーレ・グンナー・スールシャール監督のチーム作りは依然として不明瞭だ。
【チェルシー】
夏の大型補強は功を奏しつつあるものの、選手間の共通理解度はまだ低い。フランク・ランパード監督の修正力にも一抹の不安がある。
【トッテナム】
ギャレス・ベイルとピーエル・エミル・ホイビェアの補強により中盤と前線の選手層が充実する一方、センターバックはあまりにも脆弱だ。
【アーセナル】
攻撃力激減。9得点はリーグ15番目の少なさ。ミケル・アルテタ監督はバランスを手に入れたが、前線の配置に大きな問題が生じている。
つまり、6チームのいずれもが本領を発揮するまでには至っていない。