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満身創痍リバプール、DF壊滅&主将離脱でも補強しない? “博学の23歳CB”や南野拓実もチャンスか
posted2020/11/22 17:00
text by
三重野翔大Shodai Mieno
photograph by
Getty Images
王者に緊急事態だ。
今回の代表ウィークでイングランド代表に招集されたジョー・ゴメスが、トレーニング中に左ひざの腱を負傷。その後ロンドンで手術を受け、リバプールは「2020-21シーズンの大部分を欠場する可能性が高い」と発表した。
その数日後にはスコットランド代表の活動中にアンドリュー・ロバートソンの負傷が発覚。15日に行われたベルギーvsイングランドでは主将のジョーダン・ヘンダーソンがハーフタイムで交代しており、後に負傷で代表から離脱したことが分かった。
交代枠3枚、代表ウィークによる過密日程が
昨季の日程が押したことにより、ただでさえ十分な休息を取れずにシーズンが始まったところに、欧州各国リーグの流れに反して交代枠を昨季の5枚→3枚に戻したプレミアリーグ。そしてFAの横暴とUEFAの私利私欲によって生まれた代表ウィークの過密日程が、疲労困憊の王者にとどめを刺した。
既に靱帯損傷でシーズンアウトの可能性が高いビルヒル・ファンダイクに加えて、先日のマンチェスター・C戦ではトレント・アレクサンダー・アーノルドが試合中に負傷交代した。バックラインの選手で稼働が保証できるレギュラークラスは負傷癖のあるジョエル・マティプのみ。今、王者のディフェンスラインは壊滅状態だ。
さて、リバプールは今冬に補強を施すだろうか。筆者の予想はノーだ。