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幻のバロンドーラー、レバンドフスキ。
活躍の陰に妻アンナとの生活改善が。
text by
アントワーヌ・ブーロンAntoine Bourlon
photograph byBernard Papon/L'Equipe
posted2020/08/22 18:05
レバンドフスキのアスリートとしての能力を上げることに一役買った、元トップアスリートにして栄養士の妻・アンナと。
「だからバロンドールのことは考えていないよ」
――ではこれからの数カ月で目指すものは何でしょうか?
「バイエルンのようなクラブでは、目標は常に同じだ。獲得しうるタイトルのすべてを獲得すること。ポーランド代表では、僕らが戦えるチームであると証明すること――最高の力を発揮して素晴らしいプレーを実践し、サポートしてくれる人たちを幸福にしたい。ポーランドや世界中に散らばるファンは、そうであることを望んでいるのだから。個人的にもそれが達成出来たら最高に幸せだ」
――バロンドールについてはどうですか?
「(笑いながら)去年の授賞式でも僕はその場にいた。今年はどうなることか。ただ、僕が追求しているのは、ベストを尽くしできるだけ多くのゴールをあげて、チームのタイトル獲得に貢献することだ。コレクティブなトロフィーを獲得することが、結果的に個人タイトルにもつながる。一番重要なのはそういうことだ。
だからバロンドールのことは考えていないよ。人生ではすべてが可能と思ってはいるけれども(笑)……」