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プロ野球選手会長・炭谷銀仁朗。
「正解は分からないが、戦っていく」

posted2020/05/08 11:50

 
プロ野球選手会長・炭谷銀仁朗。「正解は分からないが、戦っていく」<Number Web> photograph by KYODO

普段から選手会長としてプロ野球機構との折衝などに奔走している炭谷(右)。コロナ禍にあっても先頭に立って選手たちを引っ張っている。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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KYODO

  5月31日までの緊急事態宣言の延長が決まり、日本列島にはまだまだ自粛の日々が続いている。球界もまた球音を聞くことができないままにすでに5月中の開幕も断念され、交流戦は中止となり、オールスター戦の開催すらも危機的状況となっている。

 いったいいつになったら開幕を迎えられるのだろうか? いやファンの心の中には「今年はもうムリかもしれない……」という諦めが芽生えているのも、またまぎれもない事実である。

 その中で選手たちは各々のスタイルで見えないゴールに向かって走り続け、最大限のコンディション維持のために必死の汗を流している。

 ただ、そうしたプレーヤーとしての使命感と共に、選手たちがいま、強く感じているのが、プロ野球選手という社会的な立場での自分たちの存在意義だった。

選手や監督による個人的な支援活動。

 開幕延期後にはDeNAがオリジナルフード「ベイマグロ皿」1100食分をフードバンクに寄付し、阪神が医療関係者の防護服の代用に応援グッズのポンチョ4500枚を寄付した。

 その後も球団単位で各自治体等に医療用マスクなど、主にひっ迫している医療用品の寄付などの社会支援を行ってきている。

 その一方で目立ってきているのが、選手や監督による個人的な支援活動の動きだ。

 4月24日には巨人の原辰徳監督、阿部慎之助二軍監督、坂本勇人内野手、菅野智之投手、丸佳浩外野手が医療関係者の支援のためにそれぞれ1000万円、合計で5000万円を東京都に寄付すると同時に、読売新聞社と社会福祉法人「読売光と愛の事業団」が設立した「東京コロナ医療支援基金」を通じての寄付を募ることも明らかにしている。

【次ページ】「個人としての思いを伝えたかったんです」

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