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天皇賞・春で史上5頭目の連覇?
無観客競馬は紛れが減る傾向か。 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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photograph byYuji Takahashi

posted2020/05/02 19:00

天皇賞・春で史上5頭目の連覇?無観客競馬は紛れが減る傾向か。<Number Web> photograph by Yuji Takahashi

ライバルは好枠をひいた2頭か。

 対照的に、過去に9勝、2着8回という「好枠」の7番を引いたのは、浜中俊が乗るユーキャンスマイル(牡5歳、父キングカメハメハ、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 一昨年の菊花賞では3着、昨年の春天では5着と、どちらもフィエールマンに水をあけられたが、今年の始動戦となった阪神大賞典を快勝。昨年以上に走れる状態であることは間違いなく、GI初制覇も夢ではない。

 過去に7勝、2着10回の5番枠を引いたミッキースワローも優勝候補の1頭だ。もし勝てば、鞍上の横山典弘は、武豊の48歳1カ月16日を更新する、52歳2カ月11日での最年長春天制覇となる。

無観客競馬は紛れが減る?

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 騎手の記録と言えば、史上最多の春天8勝を挙げ、「平成の盾男」の異名を取る武がキセキで自身の最多勝を更新するかも注目だ。

 また、ミルコ・デムーロのシルヴァンシャーが勝てば、デムーロは、保田隆芳、武、ルメールに次ぐ、史上4人目の八大競走完全制覇を達成する。

 ここで印を。

◎フィエールマン
○ユーキャンスマイル
▲キセキ

 無観客競馬は、大観衆の前では入れ込んで力を出せなかった馬が激走するなどして荒れることが多くなるのではないかと思っていたが、必ずしもそうではない。むしろ、GIに限っては、強い馬が、より力を発揮する傾向にあるように思う。

 今週も、強い馬が力を出し切る好レースを期待したい。

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