ドイツサッカーの裏の裏……って表だ!BACK NUMBER
怪我とうつ病に悩んだダイスラー。
救世主の“いま”は誰も知らない。
text by

遠藤孝輔Kosuke Endo
photograph byGetty Images
posted2020/05/07 20:00

ドイツサッカーの象徴、となるはずだったセバスティアン・ダイスラー。彼に平穏な日々が訪れていることを願いたい。
5/5 ページ目
この記事を1ページ目から読む
40歳の彼が、幸せであってほしい。
もし、彼が怪我や心の病に苦しんでいなければ、ドイツサッカーはもっと多くの栄光を掴んでいたはずだ。
この業界に足を踏み入れる前、いちファンとして純粋な気持ちでサッカーと向き合えていた頃の自分にとって、最後のスーパースターというのも「心のプレーヤー」でありつづける大きな理由だ。
ダイスラーに重くのしかかった特大の期待を寄せていたファンの1人としては、今年1月に40歳となった彼が今、ただ幸せに暮らしていてくれることを願うばかりである。

