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「ユースチームだ」カズしか戦えず英国人に“酷評”された31年後「日本代表がイングランドに警鐘を」「ミトマの危険性を選手が…」英重鎮記者から絶賛
posted2026/04/07 17:00
アンダーソンをいなしてパスを出す三笘薫。英国人記者に日本代表評を聞いた
text by

山中忍Shinobu Yamanaka
photograph by
Eddie Keogh-The FA/Getty Images
「チーム自体がスターだね」
3月31日、「サッカーの母国」における「聖地」ことウェンブリー・スタジアムで、イングランド代表を下した。それを目の当たりにしたイングランド人のヘンリー・ウィンター記者の日本代表評だった。
日本はチームになっていた
かれこれ25年の付き合いになるヘンリーは、1990年代前半からイングランドの全試合を取材している代表番記者中の番記者である。チーフ・フットボールライターを務めた英高級紙『ザ・タイムズ』紙を離れてフリーとなった今でも、重鎮にして花形であり続けている。プレミアリーグや2~4部のフットボールリーグはもちろん、最近の例を挙げれば、スコットランドのオールドファーム(セルティックとレンジャーズの直接対決)でのファン暴走からアフリカ選手権でのセネガル王座剥奪処分まで、サッカー界で何かが起これば、BBCテレビをはじめとする国内メディアに登場する。
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そのヘンリーが「イングランドとは違って」と前置きして「日本はチームになっていた」と感心していた。
「それも、優れたチームだ。ここ数年の上昇傾向は知っていたが、今日のパフォーマンスは素晴らしかった。セーブも見せたGK(鈴木彩艶)から、追加点に迫った1トップ(上田綺世)まで、全員が良い仕事をしていた」
今日の日本はエクセレント
イングランドは、昨年1月からのトーマス・トゥヘル体制下でも基本の4-2-3-1システムで、デクラン・ライスとブカヨ・サカ(ともにアーセナル)が不在。最前線では、翌朝に「ノーペイン・ノーゲイン(困難なくして栄冠なし)」ならぬ、「ノーケイン・ノーゲイン」との見出しを打った国内紙があったように、主砲兼主将のハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)も、大事をとって欠場。やはり故障明けのジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)も、最終ライン中央にいなかった。
だが、それを言えば日本も同じだ。

