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ネイマール独占インタビュー!
バロンドール、メッシ、W杯を語る。
text by
アントワーヌ・ブーロン&ティエリー・マルシャンAntoine Bourlon et Thierry Marchand
photograph byJonas Unger/L'Equipe
posted2020/01/01 20:00
「本当のネイマールとは?」の質問に「僕はほとんど誰にも理解されていない! 真実のネイマールはもの静かで穏やかだ」と即答。
「自分がよりよく居られる場所を常に探す必要はある」
――我慢強い性格ですか?
「それは状況によるね」
――もし過去に戻れるとしたら、この数カ月の間のことで何をやり直しますか?
「もちろん怪我を避けることだ。あの怪我で僕は終わった。筋肉系の負傷は本当に苦しい」
――この夏に多くの人々の感情を害したこと(一度は移籍を決意し、バルセロナとの間に具体的に話が進みながら最終的にPSGに残留した)は意識していますか?
「夏に何が起こったかは誰もが知っている。僕がどうしたかったのかも、クラブや人々がどうしたかったのかも。そして今、僕はまだパリにいて100%を尽くしている。PSGの勝利のために、これからもピッチの上で人生のすべてを捧げていく。
僕は誰も傷つけたくないけど、もしも誰かが満足できないのであれば、去らねばならないことも頭の中で理解していた。自分がよりよく居られる場所を常に探す必要はあるだろう」
「すごく寂しい。ダニは僕の兄のような存在だった」
――フランスがあなたのことを理解していると感じていますか?
「多少はね(笑)。でも誰かを完ぺきに理解することは難しい。僕には僕のプレースタイルと生き方がある。プロフェッショナルとしてどうすべきかも分かっている。換言すれば、ピッチの上で100%を出し切るということさ」
――PSGはあなたを理解していますか?
「そうであることを願うよ(笑)」
――ダニエウ・アウベスがクラブを去ってから、誰がロッカールームで彼のポジションを受け継いでいるのでしょうか?
「みんなを楽しませてムードを盛り上げるという意味でかな? 彼の代わりを見つけるのは難しいよ」
――いないのは寂しいですか?
「すごく寂しい。ダニは僕の兄のような存在だった。バルセロナに入団したときもいろいろ助けてくれたし、ここパリでもそれは同じだった」