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ネイマール独占インタビュー!
バロンドール、メッシ、W杯を語る。
posted2020/01/01 20:00
text by
アントワーヌ・ブーロン&ティエリー・マルシャンAntoine Bourlon et Thierry Marchand
photograph by
Jonas Unger/L'Equipe
読者の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
『フランス・フットボール』誌12月17日発売号ではネイマールのインタビューを掲載している。彼がロングインタビューに応じるのは非常に珍しい。
そこで当コラム『フランス・フットボール通信』では、年頭を飾るに相応しい記事として、アントワーヌ・ブーロン、ティエリー・マルシャン両記者によるネイマールインタビューをここに載せる。正直に言えば、滞っている記事が何本かあるのは敢えて否定しないが、それはおいおい掲載していくとして、まずはネイマールの言葉をじっくりと味わっていただきたい。自らのパーソナリティについて、目標について、さらにプレーへの愛着について……。包み隠すことなくネイマールがすべてを語っている。
監修:田村修一
メッシの6度目の受賞をどう思う?
――バロンドールの授賞式は見ましたか?
「家で見ていた。選手ならだれもがあのような晩餐に出席したいと願う。ただ、僕の場合は、複数のケガが重なって今年は出席できなかった」
――メッシの6度目の受賞をどう思いましたか?
「彼は信じられないほどに素晴らしい。僕がこれまで見た中で最高の選手だ。ずっと世界のトップに居続けているから、6度の受賞も驚かないね。今年の彼は受賞に値した」
――彼はどこが違うのでしょうか?
「固有の資質に加えて、天才でもある」
――あなたがバルセロナを去った理由の1つは、メッシと同じチームだとバロンドール獲得が難しいからというのは本当ですか?
「いや、去ったのは世界最高の選手になりたいからでもバロンドールが欲しかったからでもない。新たな目標が欲しかったからだ。彼と一緒にプレーができたのは名誉なことだった。彼とは友達だし、いまでもずっと好きだ」