欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
南野拓実がザルツブルクで得た宝。
「俺めっちゃサッカー好きやで!」
text by
中野吉之伴Kichinosuke Nakano
photograph byGetty Images
posted2019/12/21 11:50
リバプール相手にボレーシュートを叩き込んだ南野拓実。今度はきっと聖地アンフィールドに熱狂をもたらすはずだ。
ケイタという壁が、再び同僚に。
2016年当時、越えられない壁があった。監督が代わっても常に起用されて、必ず結果を残す選手がいた。その1人がリバプールで再び同僚となるギニア代表のケイタだ。
「ケイタのチームですから。やっぱり才能、実力がありますから。まあそのなかに割って入っていきたいなとは思いますけど」
あれから3年――。南野は実力と才能で同じ高みに辿り着いた。もちろん、いまはまだスタートラインに立ったばかりだ。どれだけ出場できるのか、どれだけ順応できるのか、どれだけのプレーを見せられるのかもわからない。
ADVERTISEMENT
しばらくは試合に出られない時期もあるかもしれない。そうであっても不思議ではない。でも、ザルツブルク時代に培ってきた経験と姿勢があれば、この壁をも乗り越えるのではないかと期待してしまう。ワクワクが止まらない。
リバプールサポーターを熱狂させる南野のプレーを、早く見てみたい。