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森保監督、五輪世代から絶大な信頼。
“横さん”こと横内コーチの仕事術。
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph byRyohei Hayashi
posted2019/09/16 11:40
森保一監督がフル代表兼任のため、代行監督を務める機会が多かった横内昭展コーチ(左端)。東京五輪世代の活動に欠かせない人物だ。
重圧があっても冗談をまじえて。
特に監督代行を任される中で、よりプレッシャーを背負うことになるのが“結果”だ。
例えば3月にミャンマーで行われた、東京五輪1次予選を兼ねたU-23選手権予選(日本は東京五輪の出場資格を手にしている)でのこと。来年1月に行われる本戦をチーム強化の場とするためにも突破が絶対条件だった。
そういった難しい状況下で横内コーチはチームを指揮。3連勝で突破を決めたが、終わった後には「選手以上にドキドキです。たぶん帰り道の飛行機で(疲れて)死んでいますよ。本当に負けたらどうしようと思っていたので」と話すほどだった。
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とはいえ、そこはユーモアあふれる“横さん”。ホッとした表情を浮かべながら「『ビルマの竪琴』ではないけど、負けていたら日本に帰れなかったですよ(笑)」と冗談で笑いを取るところは流石の一言。そんな気さくさがチームを支えているのだろう。
東京五輪まで残すところ1年を切った。
多くの人が期待するメダルを手にするには、まだまだチームとしての成熟が必要なのは間違いない。
さらに強力なチームを作っていくための試行錯誤は続く。
コーチを務めながら監督代行としての顔も持つ横内コーチは、これからも森保監督の右腕として選手たちの道標となっていくはずだ。