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森保監督、五輪世代から絶大な信頼。
“横さん”こと横内コーチの仕事術。
posted2019/09/16 11:40
text by
林遼平Ryohei Hayashi
photograph by
Ryohei Hayashi
日本から遠く離れたアメリカの地で、彼の代名詞とも言える言葉にピッチを響かせた。
「ブラーボ!!」
テクニカルエリアを行ったり来たりしながら戦況を見据える人物は、いいプレーが出ると決まって選手を鼓舞するように声を響かせる。その言葉はいいプレーと悪いプレーの判断をする指標となり、チームが進むべき方向を示している。
横内昭展コーチ。サムライブルー(日本代表)とU-22日本代表を兼任する森保一監督とはマツダやサンフレッチェ広島でともに選手として時間を過ごした間柄で、広島が2連覇を果たした時には監督とコーチとして共闘。その後、森保監督の要請を受けて五輪代表チームのコーチに就任し、現在では日本代表のコーチも担う人物である。
そんな森保監督の右腕と言える存在は、来年に迫った東京五輪に挑むU-22代表にとって欠かせないピースの1つと言って過言ではない。
森保監督と横内コーチの信頼関係。
特に森保監督がA代表の活動に専念する場合、U-22日本代表の監督代行を務めることが多く、これまでもトゥーロン国際大会やドバイカップ、U-23選手権予選などで指揮。先日の北中米遠征でも指揮を執るなど、五輪代表のチーム作りにおいて大きな役割を任されている。
また横内コーチに対する森保監督の信頼は厚く、「横内さんが言うことは僕の言うことだと思ってください」と説明するほどだ。
もちろん本人は「森保監督は饒舌なので、そこまでではないです」と笑うものの、「まるっきり同じことを言えるかはわからないけど、何も変わったことは言わないと思うし、全く違ったことをピッチで言っていることもないと思う。そこらへんは信頼して受け渡してもらっている」と語る言葉には、両者の確かな信頼関係がうかがえる。