フランス・フットボール通信BACK NUMBER
W杯王者の指揮官デシャン告白。
「頂点に登り詰めたが、人生は続く」
text by
レミー・ラコンブ&フランソワ・ベルドネRemy Lacombe et Francois Verdenet
photograph byRichard Martin
posted2019/03/05 07:00
若きエースストライカーは、チームに合流してすぐに攻撃の核となり、成熟したチームプレーを見せた。
「今はこの仕事にとても満足している」
「ワールドカップ以降、キリアン(ムバッペ)、アントワン(グリーズマン)、ラファエル(バラン)と彼を対比して議論してきたが、フランス人たちはひとりで際だつことはなかった。ただそれが、フランスというチームの力でもある。
バロンドールの価値を貶めるつもりはないが、バロンドールは個人表彰だ。彼らはワールドカップという最も素晴らしいトロフィーを、コレクティブな力で一緒に獲得した」
――それではあなた自身の今後のプランはどうなっているのでしょうか?
「まずはフランス代表のEURO2020予選がある。そこから先は結果次第だが、キャリアの具体的なプランは何もない。
今はこの仕事にとても満足している。ここまでの人生はとても充実しているし、齢を重ね経験を得るに従い人生を深く味わうことを学んだ。
僕は本当に恵まれている。
それもよくわかっているよ」