「鍵はフィジカルだ」

「だが信じることは大切だ。

　信じればさらに進歩する。あなた方の進歩の余地は他と比べても大きいのだから。

　鍵はフィジカルだ。

　日本はアドバンテージを築いている。あなた方は大きくはないが、とても良く動きフィジカル面で常にフィットしている。だから他の国の選手にできないことが日本人にはできる。

　戦闘能力に富みアグレッシブでテクニックもありよく走る。そうした能力は他の国々にはどれかがしばしば欠けている。

　この方向にこれからも進んでいく――ボールをしっかりとコントロールし、フィジカルと個のテクニックを向上させる。また若者たちは、サッカーがコレクティブなスポーツであることを学ぶ。

　OK、そろそろいいか、モンビュウ。私のためにも他の街もいろいろ味わってくれ。それもまたポジティブな経験だ」

――そうですね。この後はまたアルアインで、最後は再びアブダビに戻ります。

「日本はどこの国にも一番の敵になった」

「昨日はシュトルムが、私のために素晴らしいガラを用意してくれた。会長が素晴らしい食事を提供して、関係者のすべてが集まった。イタリアやオーストリアの特別な料理を味わい、ワインの試飲もあった。

　今日はこれからシュトルムの練習試合を見に行こうと思っている。今日は、それだけでもう十分だろう。サッカーは常にサッカーだからね（笑）。

　あなたがたの幸運を祈る。

　勝利はすでにあなた方の習慣になっている。相手はあなた方に恐れと敬意を抱いている。そういう相手と対戦するのはそう難しくはない。日本のことを称賛しているのだから。日本はどこの国にも一番の敵になった」

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