フランス・フットボール通信BACK NUMBER
女子サッカー初のバロンドール!
世界中の女子選手が読むべき受賞談話。
text by
フランク・シモンFrank Simon
photograph byJean-Francois Robert/L'Equipe
posted2018/12/30 16:30
サッカー史において永遠にその名前が刻まれたアダ・ヘゲルベルグ。賞の創設による、女子サッカーのますますの発展に期待したい。
姉妹でまさか対戦するとは!?
――初めてピッチ上で姉のアンドリーネと相対したのは?
「昨シーズンのアウェーのPSG戦(0-0の引き分け)でした。お互いが敵になるなんて想像したことがなくて、特別な瞬間でした。姉が私たちのゴールに向かってシュートを放つのを見るのは不思議な感じでした。
家族にとって特別な出来事だったけど、両親はちょっと辛かったかも。勝利を求めてふたりが戦って、試合が終わればまた姉妹に戻るのだから」
――ピッチを離れるときにまず想うのは誰のことですか?
「もちろん家族のことだけれども、フィアンセ(ポーランドのレフ・ポズナンでプレーする元ノルウェー代表のトーマス・ログネ)と出会ってからは彼のことも考えます。彼もまた家族の一員といえるから。
ふたりともサッカーを生業にして、サッカーに情熱を捧げているしお互いに助け合い励まし合っている。サッカーで成功するために、ふたりで出来る限りのことをしています」