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香川や乾、昌子がアジア杯選外でも
森保監督が「ベスト」と言う理由。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2018/12/14 13:30
10月に行われたウルグアイ戦の先発11人は、全員アジア杯のメンバーに登録された。
'11年は吉田麻也が台頭。
代表歴の浅い若手にとっては、大事な1カ月になります。
2011年、2大会ぶりに優勝したカタールでのアジアカップでは吉田麻也がここで自分の地位を築き、ザックジャパンの主力に成長していきました。
注目されている中島翔哉、南野拓実、堂安律の若手アタッカーにとっても、真価が問われる大会になります。ここで活躍できてはじめて、主力の座をつかめると言えるのではないでしょうか。
三浦、守田にブレイクの予感。
中島、南野、堂安ばかりに注目が集まっていますが、ブレイクの予感を漂わせる若手はほかにもいます。たとえば23歳のセンターバック、三浦弦太です。
ガンバ大阪が終盤戦、怒涛の9連勝を挙げた立役者の1人で、9月のコスタリカ戦と前後して調子を上げていきました。
空中戦に強く、スピードもある、足元のうまさもある。現代のディフェンダーに必要なものを兼ね備えていますが、最近は自信を持って積極的につぶしにいくなど迫力が増した印象を持っています。
同じポジションに20歳の冨安健洋がいますが、お互いに刺激の対象になって相乗効果を生んでいるようにも思います。
ボランチの守田英正も注目してほしい1人。川崎フロンターレの2連覇に貢献した23歳のルーキーで、機動力、確かな守備力に加えて、センス抜群の縦パスがあります。先のキルギス戦でも大迫勇也のゴールにつなげています。