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ポストタイプのFWは大迫勇也1人。
アジア杯で新布陣が見られる予感。

posted2018/12/19 11:30

 
ポストタイプのFWは大迫勇也1人。アジア杯で新布陣が見られる予感。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

アジアカップに選ばれた北川航也は「大迫不在時」の新たなオプションを示せるか。

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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Takuya Sugiyama

 アジアカップの日本代表メンバーには、「サプライズ無き選考」との表現が多く使われている。ロシアW杯に出場した香川真司、岡崎慎司、昌子源らが引き続き選ばれず、シントトロイデンで得点を量産している鎌田大地の名前もなかったことで、変化が乏しいとの見方が広がっていったのだろう。

 改めて、森保一監督が選んだ23人を、過去のメンバーと比べてみる。アジアカップがワールドカップの翌年に開催されるようになった2007年以降のメンバーが、比較対象としてふさわしい。

 イビチャ・オシムとともに東南アジア4カ国共催の大会に挑んだ'07年は、'06年のドイツW杯のメンバーが10人だった。ザックことアルベルト・ザッケローニのもとで戦った'11年も、'10年の南アフリカW杯のメンバーが10人だった。

 ハビエル・アギーレが指揮した'15年大会は、'14年のブラジルW杯のメンバーが13人を数えた。内田篤人がケガによる辞退を余儀なくされなければ、もうひとり増えていたことになる。

オシム時代より早い世代交代。

 今回はどうか。ロシアW杯の登録メンバーは当初、GK東口順昭、DF長友佑都、槙野智章、吉田麻也、酒井宏樹、MF原口元気、柴崎岳、遠藤航、FW大迫勇也の9人だった(※編集部注:18日に負傷した浅野拓磨に代わって武藤嘉紀がメンバー入りした)。森保監督と同じように世代交代を命題としたオシム監督のチームよりも、ワールドカップからの入れ替わりは素早い。

 チーム結成当初から次世代の選手を積極的に招集していったことにより、サプライズの要素が事前に取り除かれていたと言える。

 アジアカップから次のワールドカップまでは3年半ほどの時間があるものの、大陸王者を目ざすチームはその後にも影響を持つ。'07年大会にドイツ後のタレントとして選ばれた選手からは、阿部勇樹と中村憲剛、それに矢野貴章や川島永嗣が南アフリカで23人の登録メンバー入りを果たした。

【次ページ】 チーム全体に太い筋が通っている。

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