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W杯ロスに見逃し配信はいかが?
マルチアングルで超絶技巧を再び!

posted2018/07/17 17:00

 
W杯ロスに見逃し配信はいかが?マルチアングルで超絶技巧を再び!<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama/JMPA

ベルギーの高速カウンターを様々なカメラ視点で見ると、個人能力と連動性が高い次元で融合しているのがよく分かる。

text by

茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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Takuya Sugiyama/JMPA

「このアプリ、神じゃね?」

「真上から見ると、スペースとか一目でわかって楽しい」

「テレビ見ながらこっちも見ると、すごく楽しいんだけど!」

 開幕戦のロシアvs.サウジアラビアが始まって間もなく、こんな声がSNS上にあふれたのは1カ月前のことだ。

 今回のW杯は、あまりにもドラマチックだった。それだけに「W杯ロス」になっている人も多いだろう。筆者もFIFA公式のYouTubeチャンネルでW杯のハイライトをただただ見ている。

 ちなみに日本vs.ベルギーのハイライトは1600万回再生超え。「驚くべき試合だ! 日本とベルギー両チームに拍手したい」と世界中の言語で称賛の声が書き込まれ、日本の勇敢な戦いぶりがネットを通じて世界に今も広がり続けている。これも時代の産物だろう。

 だが実は、日本にもっとW杯を追体験するためのスーパーアプリがある。それはNHKがウェブやアプリ上で配信している映像である。

 様々なテクノロジーを施したことで、テレビと一味違った視点でのサッカー中継が、目の前に広がっているのだ。

 公式サイトによると、この動画は「公開期間は7月いっぱいまでの予定です」となっている。つまりあと半月の間、W杯をより深く楽しめるのだ。

「マルチアングル」という楽しみ方。

 この配信がすごいのは、テレビと同じ中継映像をただ流すだけではなかったこと。

 枠内シュートやボール支配率といったチームデータはもちろん、選手個人のパス回数や成功率、走行距離、トップスピードなどのデータもリアルタイムで更新されていく。

 何より衝撃的だったのが「マルチアングル」だ。テレビ中継では様々な位置のカメラを切り替えた映像を見ているが、このアプリではなんと自分でカメラの位置を切り替えられ、ターニングポイントとなったシーンを約20台のカメラから堪能できるのだ(こちらはネット配信だけ)。

 そこで、今から見返してもアガること間違いなしの名シーンをいくつか紹介したい。

【次ページ】 コウチーニョ、モドリッチのゴラッソ!

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