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今季の畑岡奈紗は優勝争いの常連へ。
予選落ち連発の昨季からなぜ急成長?
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2018/05/29 17:00
今季は出場する大会で堂々と優勝争いできるまでに急成長した畑岡奈紗。この19歳のポテンシャルには、恐るべきものがある。
申ジエや朴仁妃の活躍を超える日を……。
今も栖原氏が組むトレーニングメニューを週1、2回こなしながら、試合に臨んでいる。
昨年の経験を生かして、苦手だったグリーン周りの柔らかく上げるショットを新たに習得するなど、日々、練習にも励んでいる。
畑岡は、キングスミル選手権の前後の試合を含めて、77ホール連続ボギーフリーを達成した。
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日本ツアーの最高記録は申ジエの81ホール。
米女子ツアーは公式に計っていないために参考記録となるが、朴仁妃の93ホールという数字がある。
畑岡は謙虚に答えた。
「アメリカで(プロとして自信を持って)出来るか出来ないか、まだまだ」
19歳の女子ゴルファーのプロ人生はまだこれからである。
ただ1つ確かなことは――完全試合未遂の実力はマグレではないということである。