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グアルディオラの人脈を徹底検証。
その謎に満ち、輝くばかりの友人達。
text by
フランソワ・ベルデネFrancois Verdenet
photograph byL'Equipe
posted2017/12/14 08:00
2016年2月からマンチェスター・シティの監督を務めるグアルディオラ。2017年12月上旬時点で、無敗のままリーグトップを独走中である。
伝説的プロゴルファーとメンタル面での議論を。
<マルティ・ペラルナウ:伝記作家>
走り高跳び選手からジャーナリストに転身し、現在62歳になるペラルナウは、バルセロナの出身でTVEカタルーニャの後は「ラジオ・バルセロナ」でリポーターを務めていた。ペップとの親交が深まったのはこの時期である。
バイエルンでの最初のシーズンとなった2013~14年、ペップは彼に取材の白紙委任状を与え、ドイツで経験したすべてを告白した。
ペラルナウが著した『ヘル・ペップ』は2014年9月に刊行され大きな成功を収めた。
2016年秋には、ペップのドイツでの3シーズンを綴った第2弾『ペップ・グアルディオラ、メタモルフォーゼ』を上梓している。
<ホセマリア・オラサバル:ゴルフパートナー>
スペインでは著名なプロゴルファー(51歳)であり、ゴルフの愛好家であるペップとは深い親交がある。ふたりはしばしばプロアマトーナメントで一緒にプレーしている。
ヨーロッパ選抜が歴史に残る見事な勝利を収めた2012年のライダーカップ(シカゴ近郊のメディナで開催)でチームのキャプテンを務めたオラサバルは、大会にグアルディオラを招待し、期間中ずっとチームに帯同させたのだった。
バルセロナ監督を辞して得た休暇の時間を、ペップはほとんどアメリカで過ごしている。ふたりは主にメンタル面での準備について常に議論を交わしていたという。
またこの分野では、ペップは2012~13年にかけてニューヨークに滞在したチェスの元世界チャンピオン、ガリー・カスパロフ(54歳)ともよく意見を交換している。