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竹下佳江が語る五輪バレーの敗因。
またプレーしたくは、「なりません」。 

text by

米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byJMPA

posted2016/09/08 11:00

竹下佳江が語る五輪バレーの敗因。またプレーしたくは、「なりません」。<Number Web> photograph by JMPA

21歳にしてセッターという重責を担った宮下遥。竹下がロンドン五輪で銅メダルを獲得したのは34歳の時、まだまだ時間はある。

またプレーしたくなったかを聞いてみると……。

 1本のスパイクの高さや威力だけを比べれば、世界には太刀打ちできない。だからこそ、日本は多くの矢が束になってかからなければならない。全員攻撃の意識は、日本が勝つための必須条件だ。

 五輪を見ていて、またプレーしたくなったのでは? と竹下さんに聞くと、「なりません。『きついもんなー』と思っちゃいますもん」と笑った。

「遥は最終戦のあと、『もっともっと自分がしっかりしなきゃいけない』というふうなコメントを残していますし、今回オリンピックを経験したことによって、今後どんなふうに成長するか、すごく期待度はあります」と自身の後継者にエールを送る。

 と同時に「でも、いろんな選手にチャンスはあると思う」と宮下を脅かす存在の出現にも期待をのぞかせていた。

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