シティでヤヤ・トゥーレについで出場率が高いシルバ。

――その点、君は数少ない例の一つになっている。自分がテクニカルなプレイヤーに、希望を与えているという感覚は？

　小柄な選手でもイングランドで成功できる。僕がそんな実例になっているかどうかはわからないな。でも参考になっていたり、僕のようなタイプの選手に対する見方を変えるのに貢献しているんだったら、すごく誇りに感じるし嬉しいね。

　僕には独自のプレースタイルがある。でも自分がやっているのは、体のケアをしてコンディションを万全にし、ベストを尽くすことだけなんだ。

――シティのフィールドプレイヤーの中で、君はトップクラスの出場率を誇っている。過去4シーズン、君よりも多くの試合に出場したのはヤヤ・トゥーレだけだった。このデータは君にとって驚きかい？

　本当に驚きだよ。言うまでもなく、ヤヤはものすごく大柄な選手だからね。彼は肉体的にすごく恵まれているしテクニックもあるから、もともとイングランドで成功する芽があった。僕もシティではそれなりに怪我をしてきた。でもコンディションが100％でないときでも、プレーしていく方法を学んだんだ。

――話を少し変えよう。君はバレンシアに入るために14歳の時に親元を離れた。イングランドでの生活にすぐに慣れることができたのは、そういう経験も役立っているんだろうか？

　そう思うね。子供の頃、最初に実家を離れた時にはすごくつらかった。でも今人生を振り返ってみると、好きなサッカーを仕事にすることができて、いかに幸運だったかがわかるんだ。

　家族は僕の成功を本当に喜んでくれているし、これまでの実績を誇りに思ってくれている。僕はW杯は1度、EUROでは2度優勝したし、プレミアリーグでも2、3回タイトルを取ることができた。ただし、これは自分一人で取ったタイトルじゃない。家族が手にしたタイトルでもあるんだ。家族は常に僕を支えてくれたからね。

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