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第2弾“新人王候補”を徹底検証!
今年のルーキーはこの10人に注目。 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2014/02/14 16:30

第2弾“新人王候補”を徹底検証!今年のルーキーはこの10人に注目。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

熱心なラブコールを送り、見事交渉権を引き当てた田村恵スカウトとの縁も話題になった大瀬良大地。前田健太、野村祐輔の二大エースを抱える広島で、前評判通りの活躍を見せられるか。

10人が入団したチームは、先発陣に不安有り!

◇パ・リーグ
石川歩(東京ガス→ロッテ1位)、加治屋蓮(JR九州→ソフトバンク1位)、森唯斗(三菱自動車倉敷オーシャンズ→ソフトバンク2位)、吉田一将(JR東日本→オリックス1位)、東明大貴(富士重工業→オリックス2位)、浦野博司(セガサミー→日本ハム2位)

◇セ・リーグ
岩貞祐太(横浜商大→阪神1位)、大瀬良大地(九州共立大→広島1位)、柿田裕太(日本生命→DeNA1位)、平田真吾(Honda熊本→DeNA2位)

 即戦力になれるかどうかは入った球団の台所事情にもよるが、10人が入団したロッテ、ソフトバンク、オリックス、日本ハム、阪神、広島、DeNAは例外なく先発投手陣に不安を残している。DeNAを除く球団の多くはあえてリリーフ陣を整備してから先発陣の顔ぶれを決めているようにも見える。

ロッテ……………益田直也、松永昂大、内竜也、カルロス・ロサ、服部泰卓
ソフトバンク……五十嵐亮太、森福允彦、サファテ、岩嵜翔、千賀滉大
オリックス………平野佳寿、佐藤達也、比嘉幹貴、岸田護、森本将太
日本ハム…………武田久、増井浩俊、宮西尚生、石井裕也、矢貫俊之
阪神………………呉昇桓、福原忍、加藤康介、筒井和也、松田遼馬
広島………………ミコライオ、今村猛、永川勝浩、横山竜士、一岡竜司

 これらのリリーフ陣にくらべて先発陣は相当見劣りがする。ソフトバンクはそれではいけないと中田賢一(FA移籍)、ウルフ、スタンリッジを獲得しているが、ウルフは今季5年目、スタンリッジは通算7年目を迎えるので、そろそろ日本での選手寿命は終わりに近づいている。DeNAについては打線の整備を優先したチーム作りなので、先発・リリーフとも非常に弱い。そのように考えていくと、新人10人はまことに働き甲斐のある球団に入ったと言える。

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