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斎藤佑樹を筆頭に好投手が揃う
大学野球“花の88年組”を紹介!
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byTamon Matsuzono
posted2009/12/20 08:00
先発・斎藤、リリーフ・大石が早稲田の必勝パターン。主将となった斎藤は最後のシーズンを連覇で飾れるか
“88年組”には150km超えの豪腕投手がズラリ。
なお、斎藤世代の大学生のうち中心となる6人の特徴を、簡単に次に紹介する。
◇大石達也……早大のリリーフエース。150km台中盤のストレートを前面に押し出したピッチングで、今年の奪三振率は10.6
◇福井優也……'05年高校生ドラフトで巨人の4巡指名を拒否。150km台前半のストレートと縦スライダーを駆使したピッチング
◇加賀美希昇……2年秋は小松、武内(広島)、二神(阪神)を差し置いてエース、3年春・秋は二神と2人エースという絶対的存在
◇澤村拓一……大学生による神宮球場最速記録、156kmを今秋記録した。スライダー、ツーシーム、フォークボールもキレ味鋭い
◇南昌輝……150kmを超えるスピードで、チームを創部61年目にして初優勝に導いた剛腕。神宮大会準決勝で佛教大を3安打完封
◇大野雄大……秋の神宮大会で突如全国区に飛び出した本格派左腕。全投球の8割以上がストレートという猛烈さ。MAX151km
斎藤を含めたこの7人がプロ組の同世代、田中将大、前田健太、坂本勇人にどう対していくのか、今から楽しみでならない。