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【Podcast】「マツケンサンバの感動、その答え合わせができた」織田信成ロングインタビューを聞き手・野口美惠が徹底解説《スケーティング愛こそすべて》

全日本選手権がなぜ「神演技」だったのか。本人へのインタビューで「答え合わせ」ができたという
 長年フィギュアスケートを取材し、選手とも信頼関係が深いライター野口美恵さんをゲストに、取材の裏話やホットなトピックをマニアックに解説してもらうポッドキャスト番組「リンクの残響」。毎月、様々な角度からフィギュアスケートを掘り下げています。
 今回は2月25日に配信された織田信成選手への動画インタビューを振り返る「感想戦」。改めて織田選手の言葉に隠された意図や、彼の思いについて熱く語りました。

「もう、スケート愛があふれ過ぎちゃってて。60分を過ぎているのに、2人とも言葉が止まらなかったですね」

 野口さんは織田選手の動画インタビューを振り返り、そう感想を口にします。

 インタビュー前の想定の流れとしては、全日本の演技を振り返り、現役復帰して37歳で競技をすることの大変さ、苦労などを聞き出したいと考えていました。しかし織田さんの口から出てきたのは、「とにかく楽しい」「今が一番元気」などの前向きすぎる言葉でした。

「もちろん、実際は苦労していると思います。でもその中で『復帰してこんなに楽しい!』、『こんなに楽しい気持ちで全日本を迎えたのは初めて』という言葉を聞けて、長く彼を見ている身からすると本当に感慨深かったですね。1度目の現役のときは、いつも全日本で苦しんでいる印象でしたから」

織田選手の演技には「楽しむ」以上の深い気持ちが込められていた ©️Asami Enomoto
織田選手の演技には「楽しむ」以上の深い気持ちが込められていた ©️Asami Enomoto

 そして野口さんはじめ編集部が驚いたのは、マツケンサンバの選曲への思いでした。みんなに楽しんでほしいから、エキシビのような盛り上がる曲を選んだのかと思いきや、そこには彼なりの深い思いが…。

「あの演技でなんであんなに感動できるんだろうって思っていたんですが、答えが後から出てきた感じですね」

 マツケンサンバのことだけでインタビュー時間の半分以上を使ったことになりましたが、そこには語るだけの理由も思いもあるのだと納得させられる内容でした。

 話題はほかにも

  • 最高に面白い「ハプニングの裏側」エピソード
  • ライターとしても最高の時間だった取材
  • 調子が良すぎるのに引退する…スケート界への思い
  • 「パンにバターを塗る」スケーティングをもっと語りたい
  • 羽生結弦、鍵山優真、イリヤ・マリニンのいいとこ取りで4回転をレベルアップ
  • 37歳だからこそ限界を超えられる
     
  • などなど、さまざまなテーマにわたりました。

 スケートファン、織田信成選手のファン以外にもぜひ見てほしい動画インタビュー。こちらのPodcastと合わせて、2度おいしくお楽しみください。(2月20日収録)

※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。

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photograph by Asami Enomoto

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