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【動画】「5区を走りたい」キーマン・堀野正太(1年)が語る“上り”が得意な理由と背筋が伸びた主将・山口智規の言葉「あれで気持ちを入れ替えて…」《徹底解剖:早稲田大学2025⑦》
箱根駅伝に挑む選手を動画でインタビューする連載「徹底解剖」に早稲田大学・堀野正大選手が登場。同期の鈴木琉胤、佐々木哲が入学早々トラックで大活躍をする中、堀野は出雲、全日本でメンバーに抜擢されるなど駅伝シーズンにグッと存在感を増してきた。飛躍のきっかけは何だったのか、スーパールーキーと呼ばれる同級生への思いは。話を聞いた。
NumberPREMIERでは今季の早稲田大学を徹底解剖。夏合宿で実施した花田勝彦監督、工藤慎作選手(3年)、山口竣平選手(2年)、鈴木琉胤選手(1年)、佐々木哲選手(1年)の、そして12月に実施した間瀬田純平選手(4年)の動画インタビューも公開中だ。
「一番走りたいのは5区ですね」
希望区間を問うと、柔らかい関西弁のイントネーションで、堀野正太はそう答えてくれた。
早稲田の山上りには、圧倒的な実績を誇り、監督からの信頼も厚い「山の名探偵」こと工藤慎作がいる。もちろん堀野もそれはわかった上での発言で、現実的な希望として復路「8区」を挙げた。
しかし、なぜ5区を希望するのか。
「上りがけっこう得意なんです。高校の時から…自分の家の近くに急な坂があって。(実家があるのは)山を切り拓いて家が建ったみたいなところで(笑)、その坂を塾の帰りとかに走っていて、それで強くなったのかな、と」
須磨学園高校時代から上りには自信があったようで、8区での起用となれば区間後半に待ち構える遊行寺の坂をスイスイと上っていく姿が見られそうだ。

その須磨学園と言えば、堀野のひとつ上には世代ナンバーワンと言われた折田壮太(青学大・2年)がいた。後輩から見た折田はどんな先輩だったのか?
「もうすべての練習を引っ張ってくれて。折田さんにとっては遅いペースの練習もあったんですけど、そういうのも含めてです。だから、すごく優しいなと。(大学では苦しんだ時期もあったけど)折田さんなら絶対にやってくれると思ったので、この間のMARCH対抗戦で(10000m)27分台出してくれたのでさすがやな、と思いましたし、嬉しかったです」
高校時代から間近で才能あふれるランナーを見てきた堀野。彼が語る早大の同級生・鈴木琉胤、佐々木哲の素顔とは? また彼らが「スーパールーキー」と騒がれることをすぐそばでどのように見ていたのか? 動画では笑いを交えて語ったくれた。
気持ちを入れ替えるキッカケはキャプテンの言葉
今回のインタビュー、もっとも時間を割いて語ってくれたのが、入学直後、5月から6月の時期にキャプテン・山口智規からかけられたある言葉についてだ。
堀野の予想より早稲田はポイント練習の頻度が少なかったそうで、各自ジョグなど選手個人に任されるメニューが多かった。そこで「けっこうサボっていた」という堀野は、山口からある言葉をかけられることになる。
「それを聞いて、気持ちを入れ替えるというか、やらなアカンな、と。怒られるという感じではなかったのですが、変わるきっかけになりました」
自主性を重んじる学生主体でチームが作られる早稲田らしいエピソード、ぜひ動画で本人の言葉をご確認いただきたい。

動画では、以下のようなトピックについても触れている。
- 全日本3区で「ヒーローやな」
- 上尾ハーフは調子が悪い中で62分30秒切り。感想は?
- 早稲田の予想と違ったところ、予想通りだったところ
- 箱根駅伝はあまり見ていなかった
- 阪神タイガースのファン。好きな選手は?
- 来季の目標「高校時代から…」
- 将来はトラック中心で?「工藤さんのように」
ルーキーらしい初々しさもある堀野。だが、ランナーとしての芯の強さも感じる動画インタビュー(約12分)、ぜひご覧ください。(12月13日取材)
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